鼻の病気|川崎耳鼻咽喉科|耳鼻咽喉科・頭頸部外科・小児耳鼻咽喉科・アレルギー科

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鼻の病気

鼻の病気|川崎耳鼻咽喉科|耳鼻咽喉科・頭頸部外科・小児耳鼻咽喉科・アレルギー科

鼻の病気

鼻の病気

呼吸をし、臭いを感じる鼻ですが、花粉症を始めとして様々な症状が出ることがあります。

鼻水、鼻づまり、くしゃみ

風邪、花粉症、アレルギー性鼻炎でよく見られる症状です。

風邪はウイルスによることが多く、鼻症状を引き起こすものとしてライノウイルスが有名です。ウイルスは抗生物質が効かず、種類が多いためワクチンもないのが実情です。手洗い、うがい、マスク等標準的な対策を行い、御自身の免疫の力で治すのが基本になります。風邪は通常、時間とともに治りますが、重症化することもある病気です。しっかりと治すためにお手伝いができればと思います。

アレルギー性鼻炎は鼻に吸い込まれたなんらかの物質にアレルギー反応を起こし、鼻水、鼻づまり、くしゃみといった症状をきたします。スギ花粉、ヒノキ花粉のアレルギー性鼻炎が花粉症として有名です。イネ科の雑草を代表とする秋の花粉症でお困りの方もいらっしゃるかもしれません。

花粉症は季節と関連します。スギは3月にピークを迎えることが多く、一年ずっと原因があるものはあるものは通年生と言い、ダニ・ハウスダストが代表になります。

蓄膿症、副鼻腔炎と言う病気も聞いたことがあるでしょうか。鼻とつながり、頬やおでこ、眼の隣などに副鼻腔というスペースがあります。そこに炎症が起きているものです。小さな穴で鼻の穴とつながっているのですが、そこが炎上で粘膜がむくみ閉じてしまうと閉鎖空間となり、薬も効きにくくなって中々治らないことがあります。

月単位で治療を行い改善するか、みます。通院治療だけで治らない場合は手術による治療が行われることがあります。

においが分からない 嗅覚障害

鼻と脳は奥の方で隣り合っていて、そこで臭いを感知して脳にシグナルを送っています。鼻づまりやポリープでにおい物質が届かないとにおいが分からなくなります。

またにおいを感知する細胞や伝える神経が痛むことがあります。風邪で鼻の炎症が起こった場合や頭を打った時に起こるとされます。またパーキンソン病やアルツハイマー型認知症の方でにおいが分からなくなることもあります。

鼻づまりの治療をしつつ、ステロイドを点鼻、直接鼻に投与します。漢方薬を使うこともあります。リハビリとして、においをかぐ方法もあります。

くさいにおいがする

膿が副鼻腔炎に溜まっていて、においがすることがあります。
内視鏡やCTでも検査できます。

鼻がかゆい

アレルギーがまず考えられますので、アレルギーの薬を試してみることになるかと思います。

鼻が痛む 頬やおでこが痛む

鼻の入り口ですと、皮膚の炎症を起こしていることがあります。
抗生物質の飲み薬や軟膏を検討します。
奥に行けば鼻腔と副鼻腔に炎症を起こしている可能性があります。
副鼻腔は広いスペースになりますので、頬やおでこ、眼、頭が痛むと感じることもあります。

鼻血

鼻出血の大半は、キーゼルバッハ部位という場所からのものです。キーゼルバッハ部位は、鼻の左右の仕切り:鼻中隔の手前の部分で、鼻の穴から指を入れて届く範囲です。細かい血管が多数走っていること、手前で傷つきやすいことから鼻血はキーゼルバッハ部位からのことが大半です。キーゼルバッハ部位は小鼻を親指と人差し指でしっかりはさむと圧迫することが可能です。515分おさえていればキーゼルバッハ部位なら出血が止められることがほとんどです。耳鼻咽喉科を受診すれば、どこから出血しているか確認し、出血が続いていれば、電気で焼いて止血処置を行ったり、詰め物をして圧迫止血したりすることができます。

鼻をよくかむなど、鼻の炎症が起きている時には出血のリスクが高まります。アレルギー性鼻炎のある方はしっかりと治療することも鼻血の治療となります。

血をさらさらにする薬を飲んでいる方はやはり、鼻血もとまりにくくなります。